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高校へと進学する君たちへ!

 これから高校へと進学する君たちへの心構えを語ろうかと思います。

 

高校英語への心構え7か条

~高校生活は勉学の開国期である!~

 

①中学時代の英語〔江戸の封建時代〕は、その学校での成績が良くても〔身分が高い〕、悪くても〔身分が低い〕関係ありません!なぜならば、“鎖国時代”の英語の成績であったからです。高校生ともなると、実力社会です。義務教育ではありません。実質、河合塾系、駿台系などの実力模試を年に数回受けることになります。即ち、学校〔江戸時代の封建社会〕以外の実力〔帝国主義の列強が競いあう世界〕がものをいう現実を目の当たりにします。学校〔日本〕だけで、どれほど成績が良くても、他校〔外国〕の実力を知らなければ、大学受験という“外国との戦争また外国人との政治や商業の交渉や折衝”には勝ってはゆけないのです。学校成績第一主義者(定期試験のがり勉){※指定校推薦を目指す生徒は別ですが…}は、いつか時代に取り残される〔受験で間に合わなかった〕という運命(浪人)に直面することと相成るのです。

 

 

②開国して、‘気持ちがワンランク上’の生徒(世界市民という認識や自覚を持った生徒)になり、そして、高校3年の3学期に、最初の対外戦争というものがやってきます。それは、私大受験〔日清戦争〕であり、次が、国立二次受験〔日露戦争〕でもあります。これは局地戦といって、現役時代の最初の試練でもあります。メンタルが少々甘ちゃんの生徒が多いものです。‘何とかなるさ!’的心根で臨む楽観主義者のことです。浪人すれば、第1次世界大戦(1浪?)、第2次世界大戦(2浪?)と総力戦ともなります。メンタル面が‘国民(家族)をも巻き込む’しんどい戦争のことです。因みに、日清・日露戦争をも当然ながら局地戦なので死者が出ます。よって、それ以外の外交交渉といった、一種非戦争路線でもある、指定校推薦、公募推薦、AOなど、抜け道(楽な道)といった戦法がたくさんあり、そちらで片付けようとする人(非戦論者)が近年は激増しています。

 

 

いつまでも中学生の気分で英語を勉強する生徒は、ちょうど、鎖国を維持し、封建制度のままでいけばいいや的根性を有する幕府と同じです。学校〔幕府〕ペースで良い成績を取っていれば安心・安泰と考えている心根では、時代(世界・受験)に取り残されてしまい、19世紀の韓国や中国の運命を辿ることと相成ります。薩英戦争や下関戦争を経験した薩摩藩や長州藩のように、高校1年の段階で予備校系模試で痛い目に遭い、目覚めてください。

 

 

「何?5文型だって?そんなの必要ねぇや!そんなの知らなくっても英語なんか読めたんだから」と思っている生徒達よ!君たちに告ぐ。化学の元素記号や、その周期、また族というものを理解していなければ、化学という学問は制覇できないことは周知の事実です。実は、5文型というものは、大学受験で求められるレベルの英文読解の“元素記号並びに周期表”に該当するものなのです。また、中学の英語が算数だとすれば、高校の英語は数学に該当します。中学生にもなって、「X,Yだって?√(ルート)だって?私は、そんな記号なんて使わなくっても、数学の問題が解けるわ!」と考えている生徒と5文型無視の生徒は勉強観で似通っています。戦前、アメリカと戦って、敗戦直前の日本で、竹槍や風船爆弾でやっつけてやろう的精神で、戦前の軍部と彼らは通底しています。惨敗が目に見えています。率直に申しあげます。ぎりぎり5文型なんぞは使わずとも、中学英語は読めていても、高校英語は、絶対に無理です。読めたとしても、アウトプットにおける英作文で致命的な間違いを必ず犯してしまうものです。正直言いますと、“算数:数学=中学英語:高校英語”のような比の関係が成り立っているのです。

 

 

「関係代名詞や関係副詞だって?」「to不定詞の名詞・形容詞・副詞的用法だって?それも、副詞的用法には、目的・結果・理由原因……とあるのか、七面倒くさい!」とぼやく生徒達に言います。料理人になるには、その素材の様々な名称と特性を知らなければ話になりません。服飾デザイナーになるにも、衣服の素材や生地といった知識を身に付けることが、“いろはの”でもあります。高校英語の複雑な英文を料理したり、縫製したりするには、料理学校や服飾学校のテキストの内容とも言える英文法が必要となるのです。その英文法というフィルターを通した方が、スキル向上の近道なのです。大学生になって、アンラーニング(意識して学び忘れる行為)を経て、文法知識を無意識の閾に沈めてゆく作業を、留学や外国人の授業で行えばいいのです。実質、12歳から始める英語というものは、文法という関所を通った方が“使える英語”への近道〔影の王道〕なのです。

 

 

中学〔鎖国の江戸時代〕までは、親〔藩主〕学校の先生〔将軍・(天皇)〕の言いなりで勉強していればよかったのです。しかし、高校生〔近代化・欧米化〕ともなれば、義務教育〔封建時代〕ではありません。敢えて言えば、学校の先生〔天皇〕塾・予備校の講師〔外国の理念<自由・平等・主権在民など>:中江兆民や福沢諭吉や渋沢栄一など〕勉強の規矩としなければならないのです。思春期の反抗の刃を最初に向けなければならない相手は、親〔藩主〕学校の先生〔将軍〕なのです。両親は、目先の利益(学校の定期テスト点数主義)に染まっている方が多いものです。守旧派の殿様のような存在です。附属校の生徒達{※幕末、日本中の殿様が明治維新後華族となった存在に似ています!}も同様です。勿論、指定校推薦でMARCHレベル以上の大学をゲットしようとする生徒{※藩閥政府の威を借りて出世した官吏・政治家}は致し方ないとしましょう。また、「学校の勉強が第一です」と言う教師〔将軍〕や親〔藩主〕がいるかもしれません。それは、尊王攘夷派の教師であり、親でもあります。そういう学校の先生ではないか、また、父母ではないか、君達には、冷静客観的視野に立って、この3年間勉学に勤しんでもらいたいものです。

 

 

⑦これは幸運なことですが、君達の両親〔藩主〕が、名君であれば、<学校英語>や<受験英語>といった内向きの英語教育観は持ってはいないと思います。そのアドヴァイスを聞き入れるべきです。反抗するには及びません。また、君たちの学校の先生〔天皇〕が、開明派の賢帝であれば、塾・予備校の世界など不要です。このことをよく熟慮して、これからの高校3年間を過ごさなくてはなりません。


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